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◎中島みゆき(永遠の噓をついてくれ)「君よ永遠の嘘をついてくれ いつまでもたねあかしをしないでくれ」(年金制度の行方)

<VOL.2>

今回は中島みゆきさんが2022年に引退宣言した吉田拓郎さんに送った「永遠の噓をついてくれ」を取り上げます。

 

吉田拓郎さんは中島みゆきさんの「ファイト」を聴いて「もう自分はこんな詞を書くことは出来ない」と思い、中島みゆきさんに「遺書のような曲を作って欲しい」と頼んだそうです。

 

吉田拓郎さんは引退を考えていて、今まで自前で曲を作ってきた吉田拓郎さんが、最後の曲として中島みゆきさんに書いてもらった歌です。

 

OTOKAKE(オトカケ)HPより。https://otokake.com/matome/AQIHr0

 

◎君よ永遠の嘘をついてくれ いつまでもたねあかしをしないでくれ(年金制度の行方)

 

2025年の年金改革に向けて、厚労省は「保険料の納付期間の延長、厚生年金から国民年金への補填、国庫負担増」などの「三つの改革案」を検討されています。

 

今は60歳までの国民年金の納付期間を65歳までに延長して財源を確保しようするものです。また、今まで給与所得者の2階建ての年金(国民年金と厚生年金の2階建て)を厚生年金に一本化して国民年金分を厚生年金に付け替えると言うものです。

 

以前の改定の「100年安心年金プラン」(厚生年金の保険料率と国民年金の保険料の引き上げと「マクロ経済スライド」の導入)も20年で見直しを迫られています。

 

年金制度は継ぎ足しの行き当たりばったりの付けが重しになり、もはや根本的な改革は不可能な制度となってしまっています。

 

まさに今となっては、「君よ永遠の嘘をついてくれ いつまでもたねあかしをしないでくれ」と願うばかりです。

 

 

ただ、公的年金は民間の年金保険よりも料率はお得ですし、あくまで年金保険ですので「いつもらうのが得かとか損とか考える」(早く死んでしまえば損します)のではなく、人生100年時代の「長生きのリスク」に備える保険と考えた方がいいと思います。