<vol.5>
中島みゆきの『ファイト!』を取り上げます。この歌の誕生は、彼女がDJをしていた「オールナイトニッポン」に送られてきた中卒少女の仕事上の差別体験から生まれた歌です。
詳しくは、中島みゆき『ファイト!』の秘話【試聴あり】|『ファイト!』に励まされた有名人たち|記憶の中の中島みゆき (yumeojiko.com)のブログを参照して下さい。
◎ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴らが笑うだろう(既得権益⇒偏見⇒同調圧力⇒いじめ)
冒頭の中卒の少女は、中卒であるがゆえに責任ある仕事を任せてもらえません。
NHKの朝ドラ「虎に翼」は女性初の裁判官の物語に例えると(因みに「虎に翼」の主題歌は米津玄師の「さよーなら またいつか・・・」です)、既得権益(戦前の法律では裁判官は、男性のみ)⇒偏見(女性は結婚して家庭に入る)⇒同調圧力(見合い結婚)⇒いじめ(陰口、無視)と言う流れになり、闘う君(寅子)の唄(行い)を 闘わない奴ら(周りの既得権益者)が笑うだろうとなります。
今、巷ではAIの普及により多くの仕事がAIにとって代わられてしまうと、働き方改革が叫ばれています。主に従来の「メンバーシップ型」から「ジョブ型」への移行が話題の中心です。
「メンバーシップ型思考」は、決まった業務を如何にミスなくこなすかが問われました。業務が決まっていたので、必然的に経験豊富な上司である年長者が業務の良し悪しを判断することとなります。部下は上司に報告してしまえば、責任はありません。また、上司に言われたことを疑いもなく忠実にこなすことが求められました。「思考停止」です!(AIに取って代わられてしまいます。)
一方、「ジョブ型思考」は、自分で考え自分で判断して業務をこなす「スキル」が求められ、現状の業務のやり方から外れた新しい思考です。(今の就職制度では、協調性がないのでなかなか就職できませんが、AIには雇用されることはありません。)
仕事を決めるのも自分で判断して何をするか決めれば、将来設計が明確になり資産形成もおのずと良い結果をもたらすものと思います。
ファイト! 闘う(何事も自分事として考える)君の唄を 闘わない(他人事で考える)奴らが笑うだろ。
「偉そうな講釈を述べているお前はどうなんだ!」と言われたら、「後悔先に立たず」ですが、今からでも全然遅くないと思っているので、何事も自分事として考えていきたいと思っています。
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